世界最速と言われる超高速の急速凍結機は、凍結スピードが従来の液冷式凍結機の約1/4（約25分→約6分）で食品の中心温度を-20℃にします。空冷式との比較では約1/10の時間（約60分→6分）という時短が実現されております。

この技術は日本の特許技術で、超低温の液体に商品を漬け込み、上下に動かすことで、世界最短で商品を芯まで凍結できる急速凍結技術を実現できました。食品の凍結技術は空冷から液冷へ進化を遂げましたが、それでも従来の最速液冷技術では芯まで－20℃に凍らすためには約25分の時間を要しました。この時間で、冷凍する食品は細胞内水の結晶の成長による細胞壁の破壊と、それに起因する解凍後の細胞内水の流出（ドリップ）により、食品の劣化が起こってしまい、味と食感が損なわれておりました。

ゼロカラの凍結技術は、①液冷式の採用、②熱交換率の改善と③流水スピードの改善の3点に着目することで、細胞内水の成長を抑えることに成功し、最大氷結晶生成温度帯（概ね-1～-5℃）を素早く通過することにより、細胞壁の損傷を抑えることが出来るようになりました。これにより解凍後でも食品の味と食感が冷凍前の状態を保つことが出来るようになりました。